
Max Hightower
サウスカロライナ州アップステートで生まれ育った Max Hightower(マックス・ハイトワー)。
12歳のとき、偶然手にした Muddy Waters の Muddy Mississippi Live のカセットが、彼の人生を大きく変えた。荒々しくも深いそのサウンドに心を射抜かれ、祖母の Silvertone ギターで音楽に触れ始めるが、やがて彼にとって本当の声となったのはハーモニカだった。息そのものが音になるハーモニカは、Max にとって精神的な表現の媒介となり、ソングライター、シンガー、マルチインストゥルメンタリスト、プロデューサー、そして教育者としての道へとつながっていった。
Max の歩みは、共演してきたアーティストたちからも見えてくる。
- Hubert Sumlin — Howlin’ Wolf の伝説的ギタリスト
- Willie “Big Eyes” Smith — Muddy Waters バンドのドラマー、グラミー受賞者
- Bob Margolin — 70年代 Muddy Waters バンドのギタリスト
- Bobby Rush — グラミー受賞、“folk-funk” のパイオニア
- Kim Wilson — The Fabulous Thunderbirds のフロントマン
- Eddie Shaw — Howlin’ Wolf バンドの名テナーサックス奏者
こうした共演歴は、Max がアメリカ南部のブルース/ルーツ音楽の現場で実践を重ねながら、自身のサウンドを磨いてきたことを物語っている。
さらに Max は Mac Arnold’s Plate Full O’ Blues の創設メンバーとして、アメリカ、カナダ、ヨーロッパをツアーし、パフォーマーとしての確かな土台を築いた。Mac Arnold は Muddy Waters、John Lee Hooker、Otis Redding、Curtis Mayfield らとも共演してきた人物であり、そのバンドでの経験は Max のブルース観とステージ感覚を大きく育てる重要な土台となった。
近年では、デビュー・ソロアルバム 『Nothin’ But The Truth』 をニューオーリンズの Big Tone Studios でアナログ録音。世界各国のブルースメディアから高い評価を獲得している。
“Smouldering voice and harmonica.” — The Rocking Magpie
“Raw, greasy, unfiltered.” — The Rock Doctors
“Swampy, gritty, brass-knuckle blues.” — Jazz Weekly
“Full of raw New Orleans funk and Southern grit.” — Blues Matters
“Explosive harp, phenomenal band.” — Blues Notes & Conversation
2026年、Max Hightower は高遠ジャズ&ブルースフェスティバルに初登場。 アメリカから来日し、サウスカロライナで育まれたブルース感覚を、高遠の自然の中へと持ち込んだ。
彼の音楽には、サザン・ブルースの深み、ブルースロックの力強さ、そしてニューオーリンズ・ファンクを思わせるしなやかなグルーヴ が共存している。ハーモニカ、歌、バンドサウンドが一体となって生まれる熱量は、単なる伝統の再現ではなく、いまの時代に鳴る生きたブルースそのものだ。

