ギタリスト Ikuto Shimizu(清水行人) は、確かな理論と感性の両輪を備えた現代日本ジャズシーンを代表する存在の一人。バークリー音楽大学を首席で卒業後、ボストン、ニューヨークで演奏活動を重ね、帰国後は東海地方を拠点に、ジャズを軸としながらソウルやファンクの要素を柔軟に取り入れた表現で高い評価を受けてきました。
16歳でロックギターに出会い、18歳でジャズへ傾倒。甲陽音楽学院を経て、2009年にバークリー音楽大学の特待生奨学金を獲得し渡米。2012年に同校を首席で卒業後はニューヨークへ活動拠点を移し、Gilad Hekselman に師事するなど、演奏家としての基礎と美意識を徹底的に磨いてきました。
高遠ジャズ&ブルースフェスティバル2025では、ギター、オルガン、ドラムによるクラシックなオルガントリオ編成で出演。ジャズスタンダード、ソウルフルなナンバー、そして自身のオリジナル楽曲を織り交ぜたステージは、ファンキーで力強いグルーヴと繊細なインタープレイが共存する、記憶に残るライブとなりました。テクニックに溺れることなく、常に音楽で観客と対話しようとする姿勢は、多くのリスナーの共感を呼びました。
2022年に発表された初のリーダーアルバム『Tiny Tones』では、オリジナル曲を中心に構成されたコンテンポラリー・ジャズを展開。静謐さと躍動感が自然に行き交うそのサウンドは、清水行人の音楽的成熟と探究の現在地を端的に示しています。
生演奏の熱量と、緻密に構築された音楽性。その両立こそが、Ikuto Shimizuというギタリストの最大の魅力です。